熟年離婚しないために夫婦がすべき事

1.熟年離婚が起こるとき
なぜ、熟年離婚が起こるのでしょうか?熟年離婚とは、そもそも『長年連れ添った夫婦が離婚する』ことをいいます。そのため、必然的に55歳以上の夫婦の離婚を指すことになります。なぜ、何十年も一緒に生活してきた夫婦が離婚しようと思うのでしょうか?離婚が起こるタイミングは大きく3つあります。1つ目は『子供が巣立ったとき』です。子供が巣立つことで離婚を決意する場合、子供が大きくなるまで我慢しているケースが多いといわれています。夫婦の不仲で子供を傷つけたくないという思いやりではありますが、子供が巣立ってすぐに離婚する場合、共に生活をしていても不穏な空気は流れていたでしょう。2つ目は『子供が結婚したとき』です。子供が巣立ったときと同じで、子供に迷惑をかけたくない、子供が結婚するときに『両親が揃っていないのは可哀想』という理由から『子供が結婚するまでは我慢しよう』とするため、結婚したと同時に離婚してしまう方は少なくないようです。結婚してしまえば伴侶がいるわけですから、両親が離婚しても子供の傷は癒えやすいといわれています。3つ目は『夫が定年退職したとき』です。このケースは非常に多いでしょう。夫が働いているときは、日中家にいませんから、自由に過ごすことができます。しかし夫が退職してしまうとそんな自由が効かなくなってしまいます。『毎日夫が家にいる』『以前よりも文句をいわれることが増えた』などで離婚を決意する人が多いようです。

2.熟年離婚の多い年代
『長年連れ添った夫婦が離婚する』ことをいいますから、20代や30代といった若い夫婦の離婚は指しません。そのため、50歳以上であることが特徴です。しかし、50歳で結婚し、60歳で離婚をした場合は含まれません。年齢的には熟年期になりますが、この離婚の場合、冒頭でも述べたように長年連れ添った夫婦であることが重要です。たとえば20年以上共に生活をしてきた夫婦であればこの離婚に含まれるでしょう。

1990年に離婚した夫婦は、157,608組。そのうち、30年以上連れ添った夫婦が離婚したケースは3,149組です。2008年には離婚数も1990年の頃より増加しており、251,136組でした。それに対し、長年連れ添った夫婦が離婚したのは11,315組。全体の約4.5%も上昇していることが分かります。現在も、熟年期の離婚は増え続けています。その年代のほとんどが55歳以上です。これくらいの年齢になってくると、子供が自立している、結婚しているなど、親の元から巣立っていきます。それを機に離婚をするため、どうしても55歳以上の年代が多いのでしょう。

3.浮気だけではない熟年離婚
熟年期の離婚の原因は、何も浮気だけではありません。もちろん浮気は離婚の大きな原因として挙げられていますが、熟年期の場合『家事に協力的ではない』『モラハラ』『甲斐性がない』『酒癖が悪い』なども多く挙げられます。熟年期になると、夫が定年退職というところも多いでしょう。退職すると、今まで仕事に行っていた時間帯に夫婦で過ごすことになります。近年は働いている主婦が多く、夫が家に、妻が仕事へというケースも増えていますが、それでもこれまでよりも一緒に過ごす時間が増えるため、より不満が溜まるようになります。特に『家事は女性がするもの』という認識が多いこの年代は、家事に協力的でない夫が多いでしょう。家でダラダラ過ごすだけの夫に嫌気がさすのも仕方がありません。そのうえ言葉の暴力や頼りないときたら、『この人とこの先一緒に生活していくことは難しい』と考えるでしょう。

4.熟年離婚を防ぐには
では、どうすれば熟年期の離婚を防ぐことができるのでしょうか?改善策を知っていれば、共に生活するのも苦痛ではなくなるかもしれません。早めに対策することで、将来熟年期に突入したときに安心して過ごすことができるでしょう。

まず、仕事以外の趣味見つけましょう。昨今は習い事や趣味のサークルなどが注目されています。好きなことを見つけることで、ストレス発散ができ夫婦仲も上手くいきやすいでしょう。夫が一緒に参加できるものであれば尚良し。趣味がある人は毎日イキイキしていますから、妻も夫の魅力に見直すかもしれません。ただし外の趣味は新しい出会いもたくさんありますから、浮気や不倫には十分注意しましょう。次に日頃からお互いを思いやり気遣うことです。家事を共同で行う、夫婦でしっかりコミュニケーションを取る、感謝の気持ちを忘れないなど、思いやり気遣うことが増えると離婚は防げます。もちろん、だからといって我慢は禁物です。言いたいことはきちんと言い合えて、話し合いができる関係が望ましいでしょう。

5.夫婦での話し合い
徹底的に話し合うことは大切です。話し合いができない夫婦は気持ちのすれ違いが増え、何れ離婚してしまいます。喧嘩をしたときも、納得いかないときも、きちんと時間をかけて話し合うようにしてみましょう。熟年夫婦の不仲は少数ではありません。そこでどれだけ気持ちのやり取りができるかが重要になるでしょう。